
将棋の藤井聡太 五冠(20)が王将戦七番勝負の第6局を制し、「王将」のタイトルを初防衛した。挑戦者の羽生善治 九段(52)は、タイトル獲得通算100期はならずだった。

藤井五冠に、羽生九段が挑戦する王将戦第6局。

ここまで3勝2敗と、藤井五冠が「王将」初防衛へ王手をかけていた。

対局は一進一退の攻防が続いたが、藤井五冠が88手までで勝ち、4勝2敗で王将初防衛を果たした。

対局後の藤井五冠:
羽生さんとタイトル戦の大舞台で対戦できるのは、私自身も非常に楽しみにしていました。羽生さんの強さを感じるところが、大いにありました。
棋王戦や名人戦をはじめ重要な対局が続くので、それらの対局に向けしっかりいい状態にしていければと思います。

藤井五冠は「棋王」獲得にあと1勝に迫っているほか、4月からは名人戦にも臨む予定だ。

この2つのタイトルを獲得すると、羽生九段以来史上2人目の七冠達成の可能性が出ている。