WHO=世界保健機関は人種差別的な発言などをしたとして葛西健・西太平洋地域事務局長を解任しました。

WHOは8日、2019年から西太平洋地域事務局で、新型コロナウイルス対策の陣頭指揮をとってきた葛西健事務局長について、「不適切な行為がみつかった」として、解任をしたと発表しました。

解任された葛西健・WHO西太平洋地域事務局長
解任された葛西健・WHO西太平洋地域事務局長
この記事の画像(2枚)

詳細は明らかにされていませんが、葛西氏が人種差別的な発言をしたなどとする職員からの内部告発を受け、WHOは去年から調査を進めていました。

これまで葛西氏は発言などを否定していて、去年8月からは休職していました。

WHOで地域の事務局トップが解任されたのは初めてということです。

社会部
社会部

今、起きている事件、事故から社会問題まで、幅広い分野に渡って、正確かつ分かりやすく、時に深く掘り下げ、読者に伝えることをモットーとしております。
事件、事故、裁判から、医療、年金、運輸・交通・国土、教育、科学、宇宙、災害・防災など、幅広い分野をフォロー。天皇陛下など皇室の動向、都政から首都圏自治体の行政も担当。社会問題、調査報道については、分野の垣根を越えて取材に取り組んでいます。