仲間と共謀し、住宅に押し入って男性(77)の頭を殴り、現金などを奪った疑いで男(20)が逮捕された。
棒状の凶器で複数回殴打し現金数万円奪い逃走
立派な門構えの邸宅。広い敷地には自宅以外の建物が並んでいる。

事件は、畑の真ん中にポツンと建つ“豪邸”で起きた。

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父親が血だらけで倒れている。
26日午後3時半過ぎ、福島・南相馬市にある星邦康さん(77)の自宅に突然、複数の男が押しいった。

男らは、持っていた棒状の凶器で星さんの頭や上半身を複数回殴打。星さんは頭から出血した。

さらに、一緒にいた70代の妻を床に押さえつけると現金数万円を奪って逃走した。

押し入った男らは3人以上とみられ、いずれも黒っぽい服を着ていたという。

被害者は“地元の名士” 近隣住民からも不安の声
星さんは、地元の人によると“地元の名士”と言えるような人物で、10年ほど前までは“畜産業”を営んでいたという。
近所の人は、「(星さんは)なかなか商売がうまい人だから、もうけていたのではないか。それなりに家を大きくしたんだね」と話した。
男らは、周囲でもひと際目を引く星さんの邸宅を最初から狙っていたのだろうか?

事件当時、男らは施錠されていなかった玄関から侵入したとみられている。
近隣住民からは、「強盗なんて初めて。この辺でというのはびっくり」「怖いですよね。今、テレビで騒いでいますよね。強盗団が窃盗していると」と不安の声が聞かれた。
使用された車を特定 男(20)を逮捕
そして27日夜、警察は、東京・多摩市の自称とび職、瓜田翔容疑者(20)を逮捕した。

犯行に使用された車を特定して手配したところ、警視庁の捜査員が都内で瓜田容疑者を発見したという。
警察は、逃走している他の容疑者についても行方を追っている。
(「イット!」2月27日放送より)