2月22日午前、落語家の笑福亭笑瓶さんが、急性大動脈解離のため死去した。

2023年公開の映画の撮影を終えていた

落語家でタレントの笑福亭笑瓶さんが、急性大動脈解離のため2月22日午前亡くなった。66歳だった。

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街では悲しむ声が相次いでいる。

「世代でしたのですごく寂しいですよね。すごく笑わせてもらったので…」
「まだ若いでしょ?寂しいですね。また芸人が一人いい芸をしている人がいなくなったことだね。」
「人生を通して笑顔を届けてくれた方なので、そういう方がいなくなってしまうのはショックが大きいです」

笑福亭笑瓶さんは、1980年に大阪芸術大学を卒業後、笑福亭鶴瓶さんに弟子入りし、関西を拠点に活躍。

1987年に東京に進出し、ものまね王座決定戦で披露した「サリーちゃんの友達よしこちゃんのものまね」でブレイク。お茶の間に笑いを届けた。

2023年の夏公開される台湾アカデミー賞最多受賞作。日本版リメイク映画に、ラジオ番組のDJとして本人役での撮影を終えていた。

2月21日、自宅で倒れ救急搬送された笑瓶さん。急性大動脈解離と診断され治療を受けていたが、22日午前、家族が見守るなか息を引き取ったという。

笑瓶さんは、2015年12月にも千葉県内のゴルフ場で胸に痛みを訴え、救急搬送され急性大動脈解離と診断された。

急性大動脈解離は、動脈の中で最も太い大動脈の内側の膜に亀裂が入り、その膜がはがれる疾患。処置が遅れると、死に至る恐れのある病。

笑瓶さんは、前回の発症を機に大好きだったたばこもやめ、週1〜2回行っていたゴルフの回数も減らしたという。

周りを楽しませる達人

芸能界からは、突然の訃報に驚きと悲しみの声があがっている。

松尾貴史さんのTwitterより:
若い頃からいろんな番組でお世話になりました。大阪芸術大学の先輩でもあり、酒席もよくご一緒しました。飄々と明るく柔らかに周りを楽しませる達人

長年番組で共演してきた山口良一さんはこう話す。

長年番組で共演・山口良一さん:
笑瓶ちゃんはたばこもやめましたし、そんなに夜深酒するふうでもなかったので、特にどちらかというと、健康オタクっぽいくらいになってた。

(最後に会ったのは)先週木曜日16日。いつものように楽屋にあったお弁当なんかを食べたりして、収録臨んでそのあとまた楽屋に残って、わいわいおしゃべりするんですけど、普通にやって。「また次回に」っていう感じで別れたので、だからいまだにちょっと信じられない

まだ66歳。早すぎる別れとなった。

榎並大二郎キャスター:
数日前まで元気にお仕事をされていた笑瓶さん。謹んでお悔やみを申し上げます


(「イット!」2月22日放送より)