国会欠席を続けているNHK党のガーシー参院議員の処分内容が決定する参院懲罰委員会が21日、始まった。国会欠席を理由に処分が出れば初めて。
ドバイに滞在し、去年7月の初当選以降、一度も登院していないガーシー氏の処分内容を決定する参院懲罰委員会が21日始まった。
懲罰には重い順に除名、登院停止、議場での陳謝、議場での戒告の4種類があるが、自民党と立憲民主党の参院幹部による会談では、「除名」については「重い決断になる」として「議場での陳謝」を求めることで一致した。
ガーシー氏への処分は懲罰委員会で採決を行い決まった後、22日の本会議を経て、正式決定するが、ガーシー氏がこのまま登院せず「議場での陳謝」に応じない場合は、改めて懲罰委員会を開催し、「除名」も含めたより重い処分を検討する見通し。
懲罰が決まれば、2013年の故・アントニオ猪木参院議員以来で、また国会欠席を理由とした処分は初となる。