FNNの2月の世論調査で、屋内でのマスク着用が個人の判断に委ねられる3月13日以降も、「これまで通り着用する」という人が73.3%と、7割を超えた。
マスクは個人の判断「よかった」65.2%
FNNは、2月18・19日の両日、全国の18歳以上の男女を対象に、電話世論調査(固定電話+携帯電話・RDD方式)を実施し、1040人から回答を得た。
政府は、マスクの着用について、3月13日から、屋内・屋外を問わず、基本的に個人の判断に委ねることを決めた。これまで屋内は原則マスク着用としていた方針を大きく転換することになる。
政府の決定を「よかった」と思う人は65.2%。「よくなかった」と思う人は27.9%。約3分の2の人がこの決定を歓迎していた。
この記事の画像(3枚)年代別では、20代(18・19歳含む)は73.3%、30代は72.4%が、「よかった」と評価している。
また、政府の新型コロナウイルス対策についても、「評価する」が前月から3.5ポイント増えて54.5%。「評価しない」は7.7ポイント減って34.3%だった。
個人判断でも「これまで通りマスク着用」73.3%
3月13日にマスクの着用が個人の判断になった場合、どうするのか。
屋内でのマスク着用について聞いたところ、「これまで通り着用する」が73.3%で、7割を超えた。「できるだけ着用しない」は24.5%だった。
年代別に見ても、すべての年代で、「これまで通り着用する」が7割台だった。男女別では、男性で「これまで通り着用する」が68.0%だったのに対し、女性では78.3%だった。
2020年から約3年間、国民は屋内で原則マスクを着用して生活してきた。現時点では、自分の判断でマスクを外すことに対する不安感や抵抗感が残っていることがうかがえる。
マスク着用をめぐるトラブルを招かないためにも、3月13日に向け、政府のより丁寧な説明が期待される。
(フジテレビ 報道局政治部 編集委員 三嶋 唯久)