高校3年生の息子さんの最後の弁当を作り終えたという、母親の投稿が話題となっている。

今日は高校最後の弁当デーでした
3年間310個作ったようです
映えとか無いけど長男が好きで1番作ったのが三色弁当なので〆はこれ
大した弁当ではないのにちょいちょい弁当ありがとうとか言ってくれたり友達が食べたがったから分けたよとか聞くのがモチベだったな
3年間頑張ったぞ私

このコメントと共にTwitterに投稿されたのは、1枚の写真と1本の動画。写真には、高校最後の弁当として作った、息子さんが好きだという“三色弁当”（ひき肉、卵、ピーマン）とリンゴ、さらにメッセージが写っている。

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メッセージには、「3年間食べてくれてありがとう！」と息子さんへの感謝が書かれている。

そして、動画には、「弁当2020.6～2023.1」とタイトルがあり、3年間作ったという弁当の記録がずらりと並んでいる。

投稿したのは、母親の「えみまる～mogu felt」（@mogu_felt）さん。動画のところどころで“三色弁当”が見え、たしかに息子さんが好きだったということが伝わってくる。

この投稿にTwitterユーザーからは、「すごすぎる・・・3年間お疲れ様でした」「お母さんお弁当作りお疲れ様でした！！三色丼めちゃくちゃ美味しそう！！」「母の愛情素敵です」などとコメントが寄せられていた。

頑張る息子へ弁当で応援

長男の弁当を作り続けた3年間を終えたえみまるさんだが、息子さんはメッセージ付きの最後の弁当について何か言っていたのだろうか？ 現在の心境と合わせて、えみまるさんに聞いた。


ーー3年間の弁当作りを終えてどう？

もっとやり遂げた感があるかなと思いましたが、写真を整理して眺めた時に初めて「こんなに作ったかーお疲れ私！」と思いました。

息子が入学した当時はコロナ禍初期で6月になってやっと分散登校という形で高校生活が始まりました。マスクをして黙食。慣れない状況や環境で頑張らねばいけない日なんかは応援を込めて息子の好きなお弁当にしていました。

やはり、毎朝大変ではありますが、せっかく作るのなら記録したいと思い毎朝撮影してきたので、今となっては良い思い出になったなと思います。

ーー大変だったことは？

お弁当作り自体は慣れればそんなに大変ではなかったです。それより朝が弱いので、朝5時半起きでお弁当を作れるか不安でしたが、息子を応援する母心が勝ったようです。


ーーメニューはどうやって決めていたの？

週の中で1度は好きなメニューにして、あとの日は時短で作れるものなど本当に適当です。でも、こだわっていたのは、お弁当の色合いです。

手の込んだものは作れないですし、普通に冷凍食品も使いましたが、蓋を開けた時に赤・緑・黄色があると美味しそうに見えるかなと思いなるべく気をつけていました。私の母が色合いを大切にする人だったので、私もそこらへんを受け継いだ感じです。

最後は照れ隠しで「良い弁当でした」

ーー息子さんお気に入りは何？

三色弁当、サンドイッチ、オムライス弁当です。私は、一番お気に入りを決めるのは難しいですが、ロコモコ風なお弁当は作っていて楽しかったです。

ーー最後の弁当に、息子さんは何か言っていた？

お弁当は、いつも綺麗に食べてくれて、もちろん最後のお弁当もです。普段からありがとうを言ってくれる息子でしたが、最後に添えたメッセージカードを私に渡しながら「このカード可愛いね」とか「良い弁当でした」とか照れ隠しで言ってもらいました。

ーー弁当作りはこれで終了？

大学に進学するので学食になりそうです。今度は、高校に進学する次男のためにお弁当作る予定なので、長男にも頼まれれば一緒に作ります。


ーー反響はあった？

世の中には綺麗で美味しそうなお弁当を作っていらっしゃる人か沢山いるので、こんななんでもないお弁当に？ってかなりびっくりしました。ちょっと気恥ずかしかったのですが、3年間の努力を褒めていただけたのが嬉しかったです。

朝早くから大変だった弁当作りも、息子さんからの「弁当ありがとう」「友達が食べたがったから分けたよ」などの言葉が嬉しく、励みになったという。今度は、次男の弁当を作る予定ということで、えみまるさんのお弁当作りはまだまだ続くようだ。

プライムオンライン編集部

FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。