舞台芸術を活用して土佐和紙の魅力を広く多くの人に届ける活動をする浜田あゆみさん。

「紙すきの職人たちも減っています。原料を持ってくる農家さんらがすごく高齢化していて、和紙の世界の中にいる人間模様というか、人々が紡いできた暮らしとか歴史みたいなことを舞台芸術の力を使って人に伝えていくことができないかなと思って」

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高知県で200年に渡り和紙の製造を営む家で育った浜田さん。

カナダで舞台芸術を学び、東京で役者として活動後、地元にUターンした。

2014年に舞台芸術を通して和紙の魅力を発信するプロジェクト「Washi+」を始めた。

地元の子どもたちと和紙を使った舞台装置や小道具で演劇を製作。

さらに国内外から招いた俳優、演出家、ダンサーに和紙作りを体験してもらい、その和紙で舞台作品を生む滞在型の制作活動を行っている。

カナダから来日中の造形作家・アレクサさんは、和紙に版画を施し衣装を制作中。

それを元にダンサーが振り付けを考えるのだ。

アレクサさんは、「和紙を懸命に作り続けているあゆみや彼女の家族にインスピレーションを受けている」と話す。

浜田さんは、「伝統工芸は廃れて当然だと思う考えもあると思います。でも新しい方法で発信していくことで、多種多様の工芸品なり産業が残っていったら良いなと思います」と話す。

Washi+https://washiplus.wixsite.com/home

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