辞任する意向を示したニュージーランドのアーダーン首相の後任に、教育相などを務めるクリス・ヒプキンス氏(44)が内定したことが分かりました。
ニュージーランドのアーダーン首相は19日、「職務を行う余力が残っていない」と述べ、来月上旬までに辞任すると表明しました。

後任は、唯一の立候補者で教育相などを務めるヒプキンス氏が確実視されていて、22日、与党・労働党の党首に選出された後、首相に就任する見通しです。
ヒプキンス氏は去年まで新型コロナウイルス対応相を務め厳しい外出制限を設けて感染を封じ込めるなどコロナ対策の中心的役割を担ってきました。
ヒプキンス氏は21日、記者団に対して「党の仲間が強く支持してくれたことを謙虚に受け止め、光栄に思う」と次期リーダーとしての意欲を示しました。