辺り一面に立ちこめる白い煙。煙が上がっていたのは飛行機の一部だ。

辺り一面に立ちこめる白い煙
辺り一面に立ちこめる白い煙
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1月15日、ネパール中部の観光都市ポカラで、乗客・乗員72人を乗せた旅客機が墜落。

これまでに68人の死亡が確認された。

この事故の直前に撮影されたとみられる映像では、旅客機に異変が…。

事故直前に撮影されたとみられる映像
事故直前に撮影されたとみられる映像

機体が突然、左に大きく傾き…。

その直後、辺りに大きな音が響いた。

この時、車輪が出ていることから、着陸する直前だったとみられる。

飛行機に何が起きた?
飛行機に何が起きた?

“最も安全な乗り物”とも言われる飛行機。なぜ事故は起きたのか。

元日本航空の機長で、航空評論家の小林宏之さんはこう話す。

「墜落に至ったと考えられる。可能性の1つとして」
「墜落に至ったと考えられる。可能性の1つとして」

航空評論家 小林宏之さん:
飛行機の機体自体のトラブルと、乗員の操作が2つ重なって墜落に至ったと考えられる。可能性の1つとして。

さらに、ポカラの空港は立地的に離着陸が難しい空港だという。

航空評論家 小林宏之さん:
気象の変化が非常に厳しい、それから標高が高い。ポカラが標高800mくらい、(出発した)カトマンズが標高1200~300mくらい。そうすると飛行機の性能が出ない、特に離着陸の。非常に悪条件が揃った空港とも言える。

搭乗者リストには15人の外国人が含まれていたが、日本人は確認されていない。

(「イット!」1月16日放送)