ウクライナの首都キーウでロシア軍の攻撃による複数の爆発があり、これまでに1人が死亡、朝日新聞社の日本人カメラマンを含む20人以上が負傷しました。ゼレンスキー大統領はロシアを厳しい言葉で非難しています。
キーウのクリチコ市長によりますと、12月31日、市内の3つの地区でロシア軍による複数の攻撃があり、これまに1人が死亡、20人以上が負傷しました。
けが人の中には朝日新聞社所属の日本人カメラマン1人が含まれていて、ホテルに滞在中、ミサイル攻撃で建物の一部が崩れてがれきの破片が脚に当たったということです。

ウクライナのゼレンスキー大統領はビデオメッセージで「テロ国家が許される訳がない。非人間がやったことであり、非人間は負ける。」とロシアを厳しく非難しました。
またロシア国民に向けたメッセージも公表し「あなたたちの国の指導者は軍を率いているように見せようとしているが、彼は軍やミサイルの後ろに隠れたり、自分の宮殿の壁の影に隠れている」と指摘しました。
その上で「彼はあなたたちの背後に隠れ、ロシアの国家や未来を燃やしている」として「あなた自身も、彼が破壊するもの、殺すものすべてを許さないだろう。」と抵抗を呼び掛けました。
ウクライナの地元メディアによりますと、31日はザポリージャ州やミコライウ州など国内の広い範囲でロシア軍による攻撃があり、複数の負傷者がでました。