全日本フィギュアスケート選手権が開幕。

初日の22日(木)には、アイスダンス・リズムダンスと女子のショートプログラムが行われた。

アイスダンス・リズムダンスでは「初優勝」を掲げる村元哉中・高橋大輔組が首位発進。小松原美里・小松原尊組は2位に。女子ショートプログラムは“世界女王”の坂本花織が首位に立ち、グランプリファイナルを制した三原舞依は2位スタートを切った。

2日目の23日(金)は、ペアと男子のショートプログラムが行われる。

羽生結弦のプロ転向など、新たなステージへと歩みを進める日本フィギュア界はまさにシン・フィギュア時代。

今シーズンもさらに盛り上がりを見せるカップル競技。ペアに2組がエントリーしていたが、22日に三浦璃来・木原龍一組が欠場することが発表された。

これにより、ペアは1組が出場する。

ペア滑走順

ペアのショートプログラムは、23日(金)15時30分から行われる。

村上遥奈・森口澄士
村上遥奈・森口澄士
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(1)初出場
村上 遥奈(むらかみ はるな)14歳
森口 澄士(もりぐち すみただ)20歳/ともに木下アカデミー

結成1年目。全日本ジュニアで見せた好演技で、全日本推薦出場を勝ち取った。

2人ともシングルとの二刀流で挑む全日本となる。

フリーでは、3回転サルコウ+3回転トゥループ+ダブルアクセルの3連続ジャンプは世界のトップチームでもやらない2人ならではの大技に挑戦する。

22日の女子ショートで初出場ながら村上が、フリー進出を決めた。ジャンプはすべて加点のつく出来栄え、スピン・ステップでも最高評価のレベル4を獲得する素晴らしい演技だった。

ペアのショートでも良い演技をして、今度は森口の男子ショートに勢いを繋げていきたい。

三浦璃来・木原龍一組
三浦璃来・木原龍一組

3年ぶり2回目の全日本出場を決めていた三浦璃来・木原龍一組。

今シーズンは怒濤(どとう)の勢いで世界を席巻していた“りくりゅう”だが、2人はトロント発そして経由地バンクーバー発のフライト大幅遅延とロストバゲージのため、欠場を決めた。

GPシリーズ2連勝、そしてGPファイナルも制し、初のタイトルを獲得。コロナ禍で出場が叶わなかったため、全日本は結成1年目以来、3年ぶりの出場だった。

「2年間出れていなくて悲しい。全日本王者も1つの目標」(木原)と、全日本出場への思いを強く持っていただけに2人とってつらい決断となってしまった。

ペアのフリーは25日(金)に行われる。

全日本フィギュアスケート選手権2022
フジテレビ系列で12月22日(木)から4夜連続生中継(一部地域を除く)
https://www.fujitv.co.jp/sports/skate/japan/

全日本までの道の詳しい概要はフジスケで!https://www.fujitv.co.jp/sports/skate/figure/toJPN.html 

フィギュアスケート取材班
フィギュアスケート取材班