12月19日、福島県郡山市。消防隊員の手には、ガス測定器が握られている。

消防隊員:
危ないので、あまり近づかないようにお願いします。

調べていたのは、謎の爆発音の正体。

その音は、郡山駅を映す情報カメラにも記録されていた。

「ドドン、ドドン」と響くこの音。街の人には、はっきりと聞こえていた。

女性:
ドーンという音、2回ね。
男性:
地震でもないしな。

女性:
地震じゃないよね。大きな物が倒れたような、そんな音。

音が聞こえた周辺では、爆発の形跡などはなかったという。では、音の正体は一体?

関係しているとみられるのが、自衛隊の演習場。

郡山市から直線距離で約35km離れた西郷町にある白河布引山演習場で、爆破訓練が行われていた。

陸上自衛隊によると、「雲が低い時や風向きによっては、郡山市街地まで音が反響することがある」ということだ。
(「イット!」12月20日放送)