ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアと激戦が続く東部ドネツク州のバフムトを電撃訪問し、最前線の兵士らを激励した。ウクライナの大統領府が20日、明らかにした。
ゼレンスキー大統領は、支援物資などの必要性など現場からの声を聞き取ったうえで、兵士らに勲章を授与した。ロシアとの激戦が続く現地の士気を高める狙いがあるとみられる。

一方、ロシアのプーチン大統領は19日、一方的に併合したウクライナ東部のドネツク州とルハンスク州を実効支配する親ロシア派トップの2人と協議し、追加支援を表明した。
プーチン大統領は12月15日、ミシュスチン首相に一的的に併合した東部と南部の4つの州の生活水準をロシアの他の地域と同じレベルに引き上げる発展計画を、2023年3月まで策定するように指示。
今回のウクライナ東部2州の親ロシア派トップとの協議は、これにに向けた聞き取りとみられる。4つの州を確実にロシア領として発展させる決意をアピールした形だ。