3年間の感謝の気持ちをこめて…。鹿児島県の高校で、調理科の3年生が保護者にお弁当を作った。そのボリュームと高いクオリティーに、お父さん、お母さんもびっくりだ。
高校生活の集大成…“愛情弁当”に保護者の反応は?
天ぷらにローストビーフ、それにパウンドケーキ。まるで、お店で売られているようなお弁当を作ったのは、日置市にある鹿児島城西高校調理科の3年生たちだ。高校生活の集大成として、保護者に感謝の気持ちを込め、手料理を届ける。

生徒:
たくさんの愛情を込めて、精いっぱい作った
生徒:
色々な試行錯誤を重ねて、今回のお弁当を作った

生徒たちは3カ月前から準備を進め、9日も午前5時ごろから仕上げをしたという。ふたを開けた保護者は「すごい」、「すばらしい!」と、わが子が作ったお弁当にびっくり。スマートフォンで、写真に収めるお母さんも。ちょっと盛り付けすぎてしまったお弁当もあった。

保護者:
開けたらチーズタルトがつぶれてて、ちょっとお弁当には不向きだったかな(笑)

女子生徒:
言わないでよ!
保護者:
味はおいしいよね
豪華な和食がテーマのお弁当は、オマールエビにちらしずしと、高級食材をふんだんに使った。

保護者:
おいしいです全部。(娘が)調理科に行ってよかった

女子生徒:
3年間で習ったことをお母さんに伝えられるように、豪華な和食をイメージしながら作ることができた
おすしにハンバーグに、だし巻き卵! こちらは、男子生徒4人で考案したガッツリ男飯だ。

保護者:
感動です
男子生徒:
みんなで協力して作るのは大変だったけど、うまくいったのでよかった

それぞれの3年間の思いがこもったお弁当。感謝の気持ちを味と言葉で伝えた生徒たちは、卒業前最後のイベントで、保護者と思い出の1ページを刻んだ。

調理科の生徒たちは、卒業後はホテルや飲食店に就職したり、専門学校や大学に進学したりするという。
(鹿児島テレビ)