宮崎・三股町に新たにオープンしたユニークなお店の話題。店のテーマは、「古いのに新しい」。早くも地域の拠点となっている。
懐かしい「ガラケー」形の消しゴムも
三股町に新たなスポット「樺山購買部（かばやまこうばいぶ）」が誕生した。懐かしさを感じるレトロなたたずまい。ところが、中に入ると…
店員：
アレクサ！Perfumeをかけて
令和の新しさも感じる空間が広がる。築111年の空き家をリフォーム。新たに生まれた空間には、学校にある購買部のように、パンや学用品などが並ぶ。
運営するのは地域の人たち。社会福祉協議会の支援を受け、一緒に活動している。
三股町 社会福祉協議会・吉田晴哉さん：
子どもからお年寄りまでいろいろな世代の人が出かけたくなる場所があればと、地域の人たちと一緒になって作りました。「古いけど新しい！令和レトロ」が店のテーマです
有馬理恵リポーター：
うわ～！これ（ガラケー）懐かしくないですか？
学用品コーナーには、いわゆる「ガラケー」を模した消しゴムや、ゴルフ遊びができる鉛筆キャップなどが並び、その時代を知らない世代にとっては、むしろ新鮮さを感じるかもしれない。
一方で近年注目されている資源再生の取り組み「アップサイクル」の文具も。新旧様々な文具類が所狭しと並んでいるが、実はすべて寄付されたもの。出た利益は、新たな地域活動に充てている。
有馬理恵リポーター：
店内には、つい回したくなるガチャガチャも！
出てきたカプセルに入っているのは、手作りの消しゴムはんこ。名所や食品など、三股町にまつわるものをモチーフにしていて、ここでしか手に入らない人気のアイテム。
本や総菜…地元の人に愛される拠点に
さらに本のコーナーもある。
三股町 社会福祉協議会・吉田晴哉さん：
販売用ではなく、思いがある本を持ち寄って共有する、いわば「地域の本棚」で店内で自由に読め、貸し出しもする予定です
また、店内にもお総菜のコーナーも。町内のお店から届いたおかずや弁当、豆腐など20種類以上。食品を買える場所が近くにないため、地元の人から重宝されている。
三股町 社会福祉協議会・吉田晴哉さん：
地域のみなさんに愛されるのが一番なので、愛されつつ、新しくいろいろな人が出会って、そこから新しいアイデアとか何か楽しいことが生まれる場になればいいなと思います
「古いのに新しい」令和レトロが楽しめる新たなスポット。
【問い合わせ】
「樺山購買部」
インスタグラム：kabayamakobaibu
時間：午前11時から午後6時30分
※日曜祝日休み
三股町大字樺山2759（上水酒店隣）駐車場あり
（テレビ宮崎）
