12月5日、男6人が東京・中野区の住宅に押し入り、現金約3000万円を奪った事件。

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その犯行時間がわずか4分ほどのごく短時間だったことが、新たに分かった。

目撃者:
すごい勢いで車が止まったから変だなと。ドアを開けて(男たちが)バァー!っと。

住宅に押し入り現金約3000万円を奪う

この事件では、犯行グループの1人、和野正弘容疑者(34)が、事件直後の現場付近で身柄確保された。

事件直後、現場付近で和野容疑者が身柄確保された時の様子
事件直後、現場付近で和野容疑者が身柄確保された時の様子

他の5人は依然、逃走を続けている。

事件は12月5日午前11時前、中野区上高田の住宅で起きた。

宅配業者を装い、インターホンを鳴らした犯行グループ。住民の男性がドアを開けると、2人の男がいきなり顔を殴るなどの暴行を加えてきたという。

その上で「金を出せ」と言って4人が加わり、合わせて6人で家の中を物色。クローゼットの中にあった、現金約3000万円を奪ったという。

逃げ遅れた1人を逮捕…周囲には現金が散乱

6人のうち5人は、シルバーのワンボックスカーとみられる車で逃走。

和野容疑者だけは現金を持ったまま乗り遅れたとみられ、110番通報で駆けつけた警察官に発見され、緊急逮捕された。

目撃者:
待て!こら~!と言って、お巡りさんが若い男の人を追いかけて羽交い締めにして。郵便局の封筒に2つ札束が入っている状態で落ちていて…。

身柄が確保されたのは、現場の住宅からわずか40メートルほどしか離れていない場所だった。周囲には現金が散乱していたという。

和野容疑者が逃げる際に落としたとみられ、警視庁が押収した金額は被害額の3分の1に当たる、約1000万円だという。

住宅に押し入ってから立ち去るまでわずか4分ほどだったという犯行。被害男性と和野容疑者らに面識はなかったという。

調べに対し、和野容疑者は「間違いありません」と容疑を認める供述をしている。しかし、他の5人についてはほとんど話していないという。警視庁は逃走を続ける男5人の行方を追っている。

(「イット!」12月8日放送より)