明治安田生命保険が発表した、2022年に生まれた赤ちゃんの名前ランキング。FIFAワールドカップ・カタール大会(W杯)で活躍中のあの選手たちの名前も、ランクインした。

ランキングでは、男の子は「蒼(あおい)」ちゃんと「凪(なぎ)」ちゃんがトップとなった。「凪」ちゃんは、前年の45位から一気に順位を上げ、初の1位

「蒼」は広く澄み渡る青空や青々とした大海を連想させ、「凪」は「風がやみ、波が穏やかになること」を意味する。
コロナ禍に加えウクライナ侵攻など、将来への不安を感じさせる年だからこそ、海や空を連想させ、不安を払拭するようにすがすがしく平和なイメージの名前が人気となった。

【男の子】不安を払拭させるかのようにすがすがしく平和なイメージの名前が人気に
【男の子】不安を払拭させるかのようにすがすがしく平和なイメージの名前が人気に
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また、女の子は「陽葵(ひまり)」ちゃんが2年ぶり2回目の1位となった。

「向日葵(ひまわり)」にも使われ、「太陽の方向を向く植物」を意味する「葵」と、日の光を意味する「陽」の組み合わせは、withコロナに向け社会が明るい方向へ変化しつつあるように、どんなときでも明るく前に進んでいってほしい、という願いが現れているようだ。

【女の子】「陽葵」が2年ぶりに1位に返り咲いた
【女の子】「陽葵」が2年ぶりに1位に返り咲いた

一方、W杯で大活躍の選手の名前もランクイン。
スペイン戦で決勝ゴール決めた田中碧(たなか・あお)選手の「碧(あお)」は、前年の13位から順位を上げ4位に。また、ドイツ戦とスペイン戦で同点ゴールの大活躍となった堂安律(どうあん・りつ)選手の「律(りつ)」は、25位に入った。

今回のW杯は、11月から12月にかけての開催となったことから、2023年の子供の名付けにどんな影響を与えるかも注目される。

(フジテレビ経済部)

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