選手も監督も…サムライ快挙

FIFAランク11位、過去に4度の優勝を誇る強豪ドイツ。圧倒的不利との下馬評を、青きサムライたちが力で切り裂いた。

試合前半33分、PKでドイツに先制されるも後半30分、クロスの折り返しのこぼれ球に反応した堂安律(24)選手が同点ゴールを決める。

さらに後半38分、ロングボールを受け止めた浅野拓磨(28)選手が豪快なシュートを放ち、日本が逆転。日本の守護神、権田修一(33)選手は神セーブを連発した。

そして訪れた勝利の瞬間。スタジアムが、列島各地が歓喜に沸いた。

(写真:時事)
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長友佑都(36)選手は「みんなブラボー!ブラボー!ブラボー!よっしゃー!」と叫び、喜びを爆発させ、森保一(54)監督も「素晴らしい試合だー!やるべき準備をしてきて、粘り強く戦う!そしたら結果が出てくる。みんなの努力が結果に出てよかったよー!お疲れさまでした!やぁー!」と、興奮気味に選手たちをねぎらった。

優勝候補のドイツを下し、世界をあっと言わせたサムライ魂。

試合後、堂安選手は「俺が決めるっていう気持ちで入りましたし、俺しかいないと思っていたので」と話し、大けがを乗り越えた不屈の男、浅野選手は「このために4年前から準備していましたし、1日も妥協したことはなかった」と振り返った。

ゴールの瞬間「会場が揺れた」

現地の様子はどうだったのか。カタール・ドーハのハリーファ国際スタジアムで試合を観戦した木村拓也キャスターが伝える。

木村拓也キャスター:
スタジアムにいたからこそ分かったこと、あえて1つ挙げるのであれば、得点を決めた後の控えのベンチメンバーが駆け寄っていく姿です。ゴールを決める前からで、ゴールの瞬間には、がっと集まっていって、日本の輪ができていました。この盛り上がりが会場全体に伝播して、1対1、そして2対1の時にはもう、会場全体に日本ムードが漂っていました。最高の瞬間に立ち会うことができて本当に幸せです。

宮司愛海キャスター:
いやーうらやましい!日本人サポーターの皆さんも相当盛り上がっていたのでは?

木村拓也キャスター:
そうなんですよ。4年前のロシアワールドカップも現地に行きましたが、その時よりもはるかにサポーターの数が多かったです。さらに、外国人サポーターも日本のユニフォームを着て、日の丸を付けて応援していました。1対0の時は確かに苦しかったです。ただ、同点・逆転になった時には地鳴りがしたんですね。スタジアムが揺れで、最後は日本のホームのような安定感がありました。「これは日本がやってくれる」という空気に包まれて、勝った瞬間には皆が飛び跳ねて、一生忘れられないような瞬間になりました。日本代表は全員がMVPです。日本のサポーターにもMVPをあげたい、サポーターにとっても“つかみ取った一勝”と言えるのかなと思います。

歴史的勝利に揺れた日本列島、その熱狂は今も続いている。

現地で興奮やまず 日本各地で喜びの声続く

試合終了後、現地カタールにいる日本サポーターは、「やっぱり浅野がやってくれると思っていました」「ドーハの歓喜ですね。リベンジ達成」と劇的な勝利に喜びを爆発させた。

一方、一夜明けた日本各地でも興奮冷めやらぬ様子。

男性(東京・新橋駅前):
日本のサッカーの歴史が変わった。そこまで日本のサッカーが進化したというか。

男性(大阪・梅田駅前):
まさか勝つとは思っていなかったですね。奇跡と言っても過言ではないと思います。

男性(愛媛・松山市):
いやーもうすごかったですね。まさか逆転できると思っていなかったので、本当に感動しました。

東京都の小池百合子知事も「明日、休日になればいいなと思ってる人、多いんじゃないでしょうか」と笑顔でコメント。

そして、この盛り上がりで日本代表のユニフォームが爆発的に売れている。横浜市にあるスポーツショップでは、歴史的勝利を受けて問い合わせが殺到。急きょ、販売エリアを拡大した。

浅野拓磨選手のユニフォームはすでに完売していて、堂安律選手のユニフォームも取材中に最後の1枚が売れ完売。

興奮冷めやらぬサッカーワールドカップ。2戦目、日本は27日にコスタリカに挑む。

(「イット!」11月24日放送)