「政治とカネ」の問題が相次いで判明していた寺田総務相が20日夜、岸田首相に辞表を提出した。首相官邸で記者団に明らかにした。

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寺田総務相は、午後7時40分頃に首相公邸を訪れ、岸田首相と面会した。その後、記者団の取材に応じ、岸田首相に辞表を提出したことを明らかにした。

寺田総務相は、旧統一教会を巡る新たな救済法や補正予算の審議日程を挙げ、「私の政治資金の問題が差し障りになってはいけない」と辞表提出の理由を述べた。

寺田総務相によると、辞表は岸田首相に受理されたという。

寺田総務相は、政治資金に関する問題などが明らかになり、国会で野党が辞任を要求。

岸田首相は19日、「旧統一教会の被害者救済新法や補正予算など、政権のすべての力を課題に集中したい。首相として判断したい」と述べていて、補正予算案が審議入りする21日を前に、寺田氏の更迭の判断に至った。

政治部
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