内閣府が発表した9月の「景気動向指数」は、景気の現状を示す「一致指数」が101.1で、前の月を0.7ポイント下回った。

4カ月ぶりの悪化となる。

好調だった企業の設備投資が反動で減ったことや、自動車部品などの生産が減ったことが大きな要因だ。

数カ月先の景気を示す「先行指数」も、前月比で3.9ポイントマイナスと大きく下降し、2カ月ぶりの悪化に転じた。

物価の上昇を受けて、消費者の今後6カ月間の消費動向の見通しを示す指数(「消費者態度指数」)などがマイナスになっていることが要因。

物価のさらなる上昇や、新型コロナの”第8波”が懸念されることから、現時点では悪化が続くと予想される。

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