「ウクライナが放射性物質をまき散らす“汚い爆弾”を使おうとしている」

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ここ最近、ロシアはそう触れ回っている。

プーチン大統領
“汚い爆弾”がどこで作られているかも知っている…

ロシアが主張する“汚い爆弾”…実は煙感知器と判明

主張を正当化しようとロシアはSNSに写真を投稿。

その一つが、放射線のマークに見える袋に丸い物体がいくつも入っている写真。

ロシアは「ウクライナが“汚い爆弾”を持っている証拠」と主張している。

ところが…

「写真を盗用された」と訴えたのは、EU加盟国の一つスロベニア政府。

ロシアが出してきた写真は、2010年にスロベニアが撮影したもので、中身は「ただの煙感知器」、フェイクニュースだと反論したのだ。

爆発トラックのX線写真も何かおかしい…

ロシアが出す情報をめぐっては、こんなことも。

10月8日にあったクリミア橋の爆破。

ロシアは爆発したトラックの防犯カメラ映像を公開した。

そのX線写真に写る荷台の黒い影が爆発物だとしているが、トラックの映像と比べると、何かがおかしいことに気づく…

注目は、前のタイヤの数。

実物のトラックには、前に2つあるのに対して、X線写真の方は、タイヤが一つしかない。

さらによく見ると後方のスペアタイヤの位置も違っているのが分かる。

フェイクニュースでしかけられる情報戦。しかしロシア側の戦術は今のところ不発のようだ。

(イット! 10月28日放送より)