ロシアによる“放射性物質をまき散らす「汚い爆弾」をウクライナが使用する可能性がある”との主張について、松野官房長官は26日、「虚偽の主張は認められない」と非難した。
ロシア国防省によると、ショイグ国防相は23日、アメリカ・イギリス・フランス・トルコの国防相と相次いで電話会談し、ウクライナが「汚い爆弾」を使って挑発する可能性があると懸念を伝えたという。
この主張について、松野長官は、26日午前の会見で「ゼレンスキー大統領は一貫して否定している。また、国際原子力機関(IAEA)が、ウクライナの2つの原子力施設に査察官を派遣する準備を行っていると発表している」と指摘。
そして、「政府として、ウクライナが汚い爆弾を使用する準備を行っているとのロシアによる虚偽の主張は認められない」と述べた。
さらに、「いかなる口実を用いても、ロシアによる更なるエスカレーションは決して許されるものではない」と強調した。