岸田首相は、21日、イギリスのトラス首相が辞意を表明したことについて、羽田空港で記者団に対し、「英国の今後の動きを注視したい」と述べた。

この中で岸田首相は、「英国は、基本的な価値を共有するグローバルな戦略的なパートナーだ。ロシアによるウクライナ侵略への対応、『自由で開かれたインド太平洋』の構築に向けての協力など、英国と緊密な関係を維持していかなければならない」と強調した。その上で、「英国の今後の動きについては、注視していきたいと思っている」と述べた。

トラス首相は、9月に発表した経済政策を相次ぎ撤回し、その後、主要閣僚2人が交代するなど窮地に立たされ、20日、政権発足からわずか45日目で辞意を表明した。