東京の奥多摩にある小学校の理科の先生が、2023年「南極」から授業を行う予定だ。9月5日、出発を前に、小学校では南極に関する授業が開かれ、興味津々に話を聞く子どもたちの姿があった。

第64次南極地域観測隊に同行し、2023年1月、南極から中継で授業を行うのは、奥多摩町立古里小学校・理科担当・野田豊先生。

野田先生:
11月に南極に先生、行かせてもらいます。
何をしにいくかというと、他の研究者の人たちと一緒に行きます。どんな研究しているのか、どんな暮らしをするのか、というのを先生が勉強しに行きます。そして、勉強してきたことをみんなにちゃんと授業をしたいと思う。今インターネットとかとても便利になっているから、日本と南極を衛生回線で繋いで授業をします。

子どもたち:えーー

授業では、子どもたちに南極で何をしてほしいかのアイデアを募集すると「カップ麺が凍るか調べてほしい」「雪がどうやって固くなるのか」「焼き芋が作れるのか実験してほしい」「ペンギンを見てみたい」などの声が聞かれた。

野田先生:
自分は理科が好きで教員としても頑張っているんですけど、好きなこと思い切りやってみるといいんだよということをこの授業を通して伝えたいので、子どもたちと一緒に楽しめる授業を作りたいなと思っています。

はたして、どんな授業になるのだろうか?

大塚隆広
大塚隆広

フジテレビ報道局国際取材部デスク
1995年フジテレビ入社。カメラマン、社会部記者として都庁を2年、国土交通省を計8年間担当。ベルリン支局長などを経て現職。
ドキュメントシリーズ『環境クライシス』を企画・プロデュースも継続。第1弾の2017年「環境クライシス〜沈みゆく大陸の環境難民〜」は同年のCOP23(ドイツ・ボン)で上映。2022年には「第64次 南極地域観測隊」に同行し南極大陸に132日間滞在し取材を行う。