TSKさんいん中央テレビと、JALのコラボ企画。JALふるさと応援隊の相澤萌子さんが、島根県出雲市にある農園を訪れた。
そこで育てていたのは「巨大アロエ」。売り上げもアロエも、大きく高い志を持つ社長を取材した。

全長1.3メートル ずっしり重い巨大アロエ

やってきたのは、出雲市斐川町にある農園。

JALふるさと応援隊・相澤萌子さん:
こんにちは。こちらはなんですか。とっても大きいですが

あろえん・杉谷泰春 社長:
これは「アロエベラ」といいまして、今ちょうど収穫を迎えているんです

家庭栽培できる「キダチアロエ」と比べ大きさは一目瞭然!
家庭栽培できる「キダチアロエ」と比べ大きさは一目瞭然!
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全長1.3メートルもある巨大なアロエ。家庭でも栽培できる「キダチアロエ」と比べ、「アロエベラ」の大きさは一目瞭然。

あろえん・杉谷泰春 社長:
小さいものからだと、3年目でやっと収穫できるサイズになりますね

JALふるさと応援隊・相澤萌子さん:
3年。3年かかってこの大きさになるんですね

重さは、1枚で最大2kgにもなる巨大アロエ。収穫を体験することになった。

JALふるさと応援隊・相澤萌子さん:
結構力がいりますね。ずっしり、すごく重たいです

ずっしりと重い
ずっしりと重い

あろえん 杉谷泰春社長:
今が一番大きいアロエが採れる時期なので、大体1.5kgくらいありますね

おすすめの食べ方は? 定番のアレと…&黒酢でおいしく

アロエベラは、内部にある透明な葉肉の量が多く、栄養価も高いため、食品や化粧品などさまざまな加工品の原料として使われている。

特別にハウス内でさばいてもらった。おすすめの食べ方を教えてもらった。

あろえん・杉谷泰春 社長:
できるだけ、生のままで食べていただきたくて。お客さまは、ヨーグルトに入れて食べられる方が多いです

JALふるさと応援隊・相澤萌子さん:
すごくネバネバでシャキシャキで食感が楽しいです。ヨーグルトとも合いますね

あろえん・杉谷泰春 社長:
これがおすすめのアロエの食べ方になるんですけど、皮をむいた生の葉っぱを、黒酢につけたものになります

あろえん・杉谷泰春社長のオススメの食べ方
あろえん・杉谷泰春社長のオススメの食べ方

JALふるさと応援隊・相澤萌子さん:
すごい粘り気ですね。香りもいいです

あろえん・杉谷泰春 社長:
酢につけて一晩、冷蔵庫で寝かせていただければすぐ使えますので

牛乳を注ぐと、特製のアロエドリンクが完成。

JALふるさと応援隊・相澤萌子さん:
酸味が利いていて、とても飲みやすいです

きっかけは祖母の介護 食欲が徐々に回復

栽培を始めて10年。今では全国から注文が入るようになったという。

あろえん・杉谷泰春 社長:
農業用ハウスでアロエベラを生産していますが、日本の中でも最大級のアロエの生産量かなと思ってます

JALふるさと応援隊・相澤萌子さん:
アロエもですが、ビジネススケールもどんどん大きくなってきているのですね

社長の杉谷さんは、実は、元保育士という異例の経歴の持ち主だ。10年前に家業の農業を継いた時は、アロエとは無縁だったという。

あろえん・杉谷泰春 社長:
僕が就農する前は、ミニトマトや野菜の苗を生産していました。自家用で栽培していたアロエを、介護が必要な祖母に食べさせたのが、興味をもったきっかけです

食欲が落ち、体調を崩しがちだった祖父母のため、たまたま庭で育てていたアロエを食べさせると、徐々に食欲が回復。
この経験から、人の役に立つのではと思い、本格的な生産に乗り出した。

あろえん・杉谷泰春 社長:
生産方法などまったくわかりませんでしたので、静岡、愛知、鳥取などのアロエを生産されている農家さんに話を聞いた

父親の助けを借りながらも、ほぼ1人で農園を運営してきた杉谷社長。生産を始めてからわずか10年で、生産量が150倍になった。

JALふるさと応援隊・相澤萌子さん:
今後の目標はありますか

あろえん・杉谷泰春 社長:
今は国内メインで販売しておりますけども、世界でも通用するようなアロエベラを生産して販売していきたい

アロエも夢も、スケールは大きく。島根県を盛り上げる大きな事業が育っている。

(TSKさんいん中央テレビ)

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