兵庫・たつの市の歩道で、珍しいことが起きた。

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取材ディレクター:
見て下さい、こちら。アスファルトの上に大きな実がなっています。

歩道に実っていたのは…まさかの“メロン”

歩道に実っていたのは、黄緑色の大きな2つの実。

アスファルトの隙間からは、細いツルが2m以上伸びていた。

実の大きさを測ると、直径約10センチ。

触ってみると…。

取材ディレクター:
ざらざらしていて、匂いはないですね。

この実はいったい何なのか…。2日の朝に見つけたという近くの会社の社長は、こう見ている。

相生設計 山根章治社長:
これは100%メロン。今年、私が作ったメロンと一緒です。

細いツルが特徴のウリ科の植物「プリンスメロン」の画像と比較してみると、よく似ていることがわかった。

原因はカラス?アスファルトの隙間から…

では、なぜこんなところで育ったのか。近くにメロン畑はない。社長は、カラスが原因だと推理した。

相生設計 山根章治社長:
どこかで(メロンを)食べたカスをカラスがここで食べて、その種が(アスファルトの)隙間に入ってできたのでしょうね。

同じような現象としては、2005年、たつの市の隣・相生市の歩道で育った“ど根性大根”が話題になった。

あれから17年。歩道に実った“ど根性メロン”。

そもそも、いつから育ち始めたのか。

2021年2月の時点では、この場所に植物はなく、2022年の夏には除草剤がまかれたという。

そんな歩道ですくすくと育ち、今では、大きな実に加え、小さな実も成長している。

(「イット!」10月5日放送)