旧統一教会と政治のつながりをめぐる問題。

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自民党が旧統一教会との接点に関する調査結果を公表したあとも、教団主催のイベントの出席など、新たな接点が次々と判明している。

石破茂 元自民党幹事長:
わが党は地方組織で持っている。それはあまり軽く見ない方がいいと思う

2023年の春に統一地方選を控える中、党の重鎮などからは、事態を収拾できないことに不満の声も上がっている。

旧統一教会との関係は? “元信者”の地方議員を直撃

旧統一教会と政治の接点。その影響は、地方議会の議員にも及んでいることがわかった。

週刊誌で旧統一教会との関係について報じられた縣善彦氏
週刊誌で旧統一教会との関係について報じられた縣善彦氏

自民党の福岡県議会議員・縣善彦氏(69)は、9月に発売された週刊誌で、かつて「教団の幹部信者だと見られる」と報じられた。

旧統一教会との関係について、テレビ西日本が実施したアンケートには無回答だった縣県議。真相はどうなのか、直撃した。

縣善彦 県議:
もう30数年前に退会していますので。個々に、いちいち答える必要がないので、退会していますと

かつては信者だったが、現在は退会しているとする縣県議。
自身のウェブサイトには、1999年に初当選する前は、衆院議員秘書を12年間務めたと書かれている。

その議員とは現在、自民党副総裁の麻生太郎氏だ。秘書時代より前の経歴は記載されていない。

しかし…。昭和51年(1976年)4月に公告された官報。

政治団体の一覧には、旧統一教会の関連団体「国際勝共連合」の宮城県本部に、縣県議と同姓同名の名前があった。

縣善彦 県議:
宮城ね、宮城におりました。「勝共」の活動ですね、国際勝共連合。事務局でやっておりました。事務局長でね。
福岡に来た時はまだ活動をやってましたけど、福岡で退会しました。退会したのが32歳頃だったと思います

縣県議によると、麻生氏の秘書を務める前に国際勝共連合を退会し、その後は教団と接触はないとしている。

今後の政治活動は「次は出馬しない予定」

「旧統一教会と政治のつながりをどう捉えているのか」との質問に、縣県議は次のように答えた。

縣善彦 県議:
問題点もあると思いますので、その点を正していってもらいたいと思います。退会して30数年もたっていることなので、今の“統一教会”の実情、何がどう行われているのか、自分としては分からないのでコメントはできません

また、今後の政治活動について聞いてみると…。

「次は出馬しない予定」と語った縣善彦県議
「次は出馬しない予定」と語った縣善彦県議

縣善彦 県議:
こういうことが起こる前から体調を崩しておりますので、責任を全うできないだろうということで、次は(県議会議員に)出馬しない予定にしています

福岡県議会は、旧統一教会などの宗教団体と県議会議員との関わりを調査するため、9月22日、新たに調査委員会を発足させた。まずは、外部の有識者を加えて調査対象などを検討するほか、宗教団体との関わりでどういった点が問題になるのか、勉強会などを交えながら議会の透明化を図る狙いだ。

地方議会でも広がっているとされる、旧統一教会との接点。国民の厳しい目が注がれる中、どこまで透明性を確保できるのか。
統一地方選は、2023年4月に行われる予定だ。

(テレビ西日本)