美容クリニックの院長だった男による、薬物を使ったわいせつ事件。当サイトで既報の通りだが、新たな被害者が明らかになり、男が再々逮捕された。”薬物混入”の今回の現場は、カラオケ店だった。

美容クリニック院長の男 部下の女性に2度に渡り

美容整形外科医の竹沢章一容疑者(42)は、かつて勤務していたクリニックの部下の女性に対して、睡眠作用のある薬物で、意識を失わせた上で、性的暴行・わいせつな行為をした疑いで、これまで2回逮捕されている(すでに起訴済み)。

竹沢容疑者は、今年4月4日、食事に誘った20代の部下の女性が、レストランで席を外したすきに、アルコールもしくは料理の中に、睡眠作用のある薬物を混入。意識がなくなった女性を、そのまま、自宅マンションに連れ込んで、性的暴行をしたとされる。

送検された竹沢章一容疑者(42)。顔全体をマスクで隠していた(7月2日 警視庁本部)
送検された竹沢章一容疑者(42)。顔全体をマスクで隠していた(7月2日 警視庁本部)
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さらには、翌日、同じ女性に対して、「酔い覚ましの点滴を打とう」などとウソをついて、自らが経営するクリニックに連れ出し、睡眠薬もしくは麻酔薬のようなものを接種。再び、心神喪失の状態となった女性に、わいせつな行為に及んだという。

別の部下の女性も被害に・・・

部下の女性が、わいせつ被害に遭ったと気づいていない段階で、さらに、卑劣な犯行に及んだとされる竹沢容疑者。しかも2日続けてとは・・・。ところが、クリニックの同僚の女性も、同じような被害に遭っていたことが明らかになったのだった。

今年3月29日、20代の部下の女性は、仕事終わりに、竹沢容疑者に誘われ、居酒屋に向かったそうだ。その後、葛飾区内のカラオケ店に移動。午後11時半~午前2時半まで、同店で過ごしている間に、睡眠作用のある薬物を飲まされたとみられている。料理に混入されたのか、アルコールに混ぜられたのかは分かっていない。

竹沢容疑者は、居酒屋の後、カラオケ店に移動し、部下の女性に、薬物を飲ませたとみられる。
竹沢容疑者は、居酒屋の後、カラオケ店に移動し、部下の女性に、薬物を飲ませたとみられる。

竹沢容疑者は、そこから、意識をなくした女性をタクシーに乗せて、およそ13キロ離れた、中央区の自宅マンションまで向かったという。所要時間は40分程度。そして、部屋に連れ込んだ女性に対して、わいせつな行為に及んだとされる。マンションの防犯カメラには、竹沢容疑者に手を引かれ、ふらつきながら歩く女性の姿が映っていた。

1人目と2人目の被害者 同じ薬物検出

同日、竹沢容疑者の自宅で、目を覚ました女性は、そのまま帰宅したそうだ。ところが、クリニックに出勤した後、1人目の被害者の女性と話をするうちに、「自分も被害に遭ったのでは」と思い始めたという。

結局、4月7日になって、この女性は、警視庁月島警察署に電話。「カラオケに行った後、記憶がなくなり、気づいたら、(竹沢容疑者の)家にいたので、被害に遭っているのではないか」などと相談したという。

警視庁によると、1人目と2人目の被害者の体内から、同じ成分の薬物が検出されたという。
警視庁によると、1人目と2人目の被害者の体内から、同じ成分の薬物が検出されたという。

実は、1人目の被害者の女性が、月島署に駆け込んだのは、翌4月8日だった。警視庁が、血液検査などを行ったところ、2人とも、体内から、同じ成分の薬物が検出されたという。

女性10人以上の”わいせつ動画”見つかる

竹沢容疑者は、2人目の被害者の女性に対する「準強制わいせつ」と「わいせつ目的略取」の疑いで、9月14日に再逮捕された。3回目の逮捕だ。調べに対して「逮捕事実については全て自分のやったことに間違いありません」と容疑を認めている。

押収した動画の中には、10人以上の女性に対して、わいせつな行為に及んでいる様子が映っていたという。
押収した動画の中には、10人以上の女性に対して、わいせつな行為に及んでいる様子が映っていたという。

既報の通り、1人目の被害者が、クリニックの中で、乱暴されている様子を映した動画が見つかっている。さらに、警視庁が、小型HDDやスマホを解析したところ、10人以上の女性に対して、わいせつな行為に及ぶ動画も残されていたという。

「女性に好意を持っていた」などと供述していた竹沢容疑者。しかし、事件は、連続”デート・レイプ・ドラッグ”の様相を呈してきた。警視庁が、厳しく余罪を追及している。