「あおりハンドル」という言葉をご存知だろうか?
車で交差点などを曲がるとき、一度逆方向にハンドルを切り、外側に膨らむように走行するため、事故に繋がりかねない危険な運転として問題視されている。
その危険性を検証、交差点を曲がるときの正しい運転について改めて確認する。

ヒヤリ…とする"あおりハンドル"

鳥取・倉吉市内の交差点。前を行く軽自動車が、突然対向車線へ。そのあと、スピードを落とすことなく左折した。正面からは路線バス。軽自動車を避けるようにすれ違う。

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一瞬ヒヤリとする光景は、9月8日に撮影されたドライビングレコーダーの映像で、SNSに投稿された。

「あおりハンドル」に遭遇した人:
はっきりとセンターラインを越えたので、下手すればぶつかるんじゃないかくらいの感じがあった。(前の車は)膨らんでから曲がるというのを常にしていた。日常的にしているのだと思う

交差点を曲がるとき、一度向かう方向とは逆にハンドルを切り、外側に大きく膨らんでから曲がる「あおりハンドル」。

あおりハンドルの危険性を検証

なぜそのような運転をしてしまうのか。自動車学校の教官に聞いた。

イナバ自動車学校・本家侑也教官:
主に心理的に急いでいる状態。車をこすったりしないようにという、防止の意味も兼ねてだと思う

こちらは「あおりハンドル」での左折。後続車から見ると…

本田記者:
右に曲がるので、右折かと思ったらまた戻ってきたので危なかった

また、対向車からは…

本田記者:
怖いですね、これ。車線をはみ出ると…と恐怖を感じます

こうした「あおりハンドル」が、実際に事故につながるケースがあるという。

イナバ自動車学校・本家侑也教官:
右側に車を振ることにより、左側に入りこみやすくなるので、二輪車や自転車の巻き込み事故になる

交通ルールに則った正しい左折の方法を、運転歴6年の記者が確認した。
・30メートル手前で合図を出す
・左側に寄る
・速度を落として二輪車がいないかを確認
・ゆっくり曲がる

イナバ自動車学校・本家侑也教官:
大型車両は物理的にやむを得ないところがあるが、速度を控えることで周りのドライバーにも周知してもらえる。反対車線をはみ出してしまうと違反行為になるので、気を付けて欲しい

車を左側に寄せ、速度を落として曲がるのが基本。「あおりハンドル」をしない、そして車間距離を十分取るなど基本的なルールを守り、「あおりハンドル」に巻き込まれないことが、事故防止につながる。

(TSKさんいん中央テレビ)