愛犬と一緒に仕事ができる“ドッグオフィス”。利用している社員の声と、その狙いを聞いた。
愛犬を連れて、一緒に通勤
朝9時。会社員の赤松光哉さんは、愛犬のあずきちゃんを連れて、一緒に通勤。
この記事の画像(25枚)愛犬をケージに入れてバスに乗り…。
1時間後、オフィスに到着。
そこにはタイムカードならぬ、愛犬のネームカードも。
ここは、富士通が今年7月から始めた、愛犬と一緒に仕事ができる部屋“ドッグオフィス”。
仕切られたガラス張りの部屋には、それぞれ犬専用のケージがあるほか、ドッグランも併設されている。
ワンちゃんが床におしっこをしてしまっても、撥水加工のカーペットが敷かれているので安心。
ワンちゃんには、至れり尽くせりの施設になっている。
テレワークが普及している会社でなぜ?
富士通ではテレワークが普及し、オフィス勤務の割合がおよそ2割。
なぜ、新たに“ドッグオフィス”をつくったのか?
富士通 総務本部長 小山 晃生さん:
在宅勤務でも生産性を落とすことなく働けることが分かってきましたが、リアルに出会って人と人が交流する場が必要だと思っていまして、ドッグオフィスも人と人が交わるコミュニケーションのきっかけになればと考えています。
愛犬を通して、社員同士のコミュニケーションの活性化を図りたいというのが狙い。その効果を聞いてみると…。
ドッグオフィスの社員:
犬がいると、いつにも増して上司が優しい…
「笑顔も多くて、また違う感じで上司とフランクに話せます」という声もあり、好評な様子。
お昼どきになると、ドッグオフィスの社員3人で愛犬と共にお散歩タイム。愛犬のハプニングも、社員同士のコミュニケーションのきっかけになるという。
ランチも、もちろんワンちゃんと一緒。
このドッグオフィスは現在、小型犬限定だが、社員の要望があれば今後、大型犬や猫、小動物も出社可能にしたいという。
(「イット!」9月13日放送)