忍者を愛するあまり、自ら忍者屋敷を作ってしまった男性がいる。富山テレビの谷優子アナウンサーが体をはって、忍者修行に参加した。
“ひまわりのお優”手裏剣修行!
全国の手裏剣大会で3位に輝いたこともある、八田一哉(はちだ・かずや)さん。
学習塾を経営してきた八田さんは、学力だけでなく、社会で役立つ人間力を育てたいと、4年前に「高岡忍者」という団体を設立した。
“忍者”のもつ文化・精神をテーマとし、忍術修行体験や自然体験、人と人のつながりを生むイベントを提供。

世の中を元気にすることを使命に、自らを「八光(はっこう)」と名乗り活動している。

拠点としているのは、2022年春に完成した、富山県高岡市の「高岡忍者屋敷」だ。
八田一哉さん:
屋敷にカラクリもありますし、忍者世界にどっぷりと入ってもらって、忍者体験もできて
まずは、手裏剣の修行…と、その前に、谷アナウンサーに忍びの名前をつけることに。
八田一哉さん:
花でもいいし、自分の名前を変えてもいいし

谷優子アナウンサー:
好きな花はひまわりです。ひまわりのお優
八田一哉さん:
最高ですね。それでいきましょう
それでは、くのいち“ひまわりのお優”として修行開始!

八田一哉さん:
縦に持つ
谷優子アナウンサー:
振り下ろす感じ?
八田一哉さん
そうです
谷優子アナウンサー
まず、的にいかない…。あ、OK?

真ん中というわけにはいかなかったが、見事、手裏剣が的に刺さった。
八田一哉さん:
ばっちりです。なかなかこの距離では刺さらないですよ
谷優子アナウンサー:
そうなると、的を狙いたくなりますね。あ…

褒められて喜んだのもつかの間、続けて放った手裏剣は、的から大きく外れて後ろの壁に…。
八田一哉さん:
きれいなところに刺さりましたね。残しておきますか、「お優来たる」と
カラクリドアに隠し部屋、張り巡らされた“クモの巣”?!
続いて忍者屋敷の中へ。
谷優子アナウンサー:
おじゃまします。あれ?八光さん?

八田さんの後に続いて、部屋に入ったはずだが…八田さんの姿が見えない。
八田一哉さん:
ここです

谷優子アナウンサー:
カラクリドア!ここに隠れていたんですね
八田一哉さん:
上の隠し部屋に行ける道になっています
カラクリドアの向こうには、垂直に立てかけられたはしごが。
谷優子アナウンサー:
ここからはしごで行ける。わくわくする。…あ、忍者は大きい声出しちゃダメなんだ

はしごを登った先にある、屋根裏の隠し部屋。ここにも、クモの巣のように張り巡らされた迷路のようなカラクリが。
谷優子アナウンサー:
大変…

四つん這いになり、息切れしながらも、複雑な“クモの巣”を通り抜けた谷アナウンサー。
八田一哉さん:
クリア。お優、いい感じですよ。忍び込めます

八田さんは、この隠し部屋をさらに進化させる計画だ。
八田一哉さん:
寝泊まりしてもらえるようにしようかなと。秘密の部屋で泊まっていただけるように。子ども達がすごく喜んで、ぐるぐる回っているので
「色んな力が出てくる」のが魅力…子ども達への願い
忍者を愛する八田さん、その想いの奥底には、子ども達への願いがあった。

八田一哉さん:
飛び出す元気というか、発想力を引き出すものがないかなって思っていて、出会ったのが忍者。自然と駆けだしたり、忍び込んだりといろんな力が出てくるのが魅力
八田さんの夢は、まだまだ続く。
八田一哉さん:
ここをめちゃくちゃ怪しい忍者屋敷にして、ここへ来たら、本当に忍者になれる。日常にない状態の自分になれると。思いっきりのびのびと他にはない思い出を作ってほしいと、そういう思い
(富山テレビ)