私がお伝えしたいのは「文化部の部活動も地域に移行」です。

公立中学校の休日の文化部の部活動について、文化庁の有識者会議は来年度から運動部と同じく、地域や民間の団体に移行する提言案をまとめました。
指導者探しや費用負担の課題の一方で、現役の顧問から「部活動の指導がしたくて教員になった」との意見も出されました。

ポイントはこちら「文化部の部活動 教員の働き方改革でどう変わる?

公立中学校の文化部の部活動について、文化庁の有識者会議は来年度からの3年間を「改革集中期間」として、まずは休日の文化部活動を地域や民間の団体へ移行する提言案を大筋でまとめました。
この提言は、先に地域や民間に移行する方針が決まった運動部の部活動の改革と歩調をあわせたもので、将来的には平日の文化部の部活動も地域や民間に移行する方針です。
背景には、少子化により部活動の廃部や縮小が進み、学校単位で部活動を続けることは難しいと想定されていることや、教員の長時間労働の問題があります。
提言案では、文化芸術団体や民間教室が生徒の受け皿となり、こうした団体に所属する人たちなどが指導者になることを想定しています。

しかし、有識者会議では「地方では指導者を見つけるのも、場所をみつけるのも困難なのは明白。結局、教員に兼業で部活動指導をしてもらうしかない」といった声や、「吹奏楽の場合はパート練習もあり、複数の部屋が必要。また、楽器のメンテナンスなどにお金がかかる。財政援助が必要」といった指摘もありました。

一方で、現役の吹奏楽部顧問からは「部活動の指導がしたくて教員になった。生徒と共に喜びをわかち合うのは、生徒も教員も達成感がある」との意見も出されました。

提言には、国の財政支援の必要性も記載されていますが、実現に向けて課題は山積みです。
有識者会議では近く正式に提言をまとめ、文化庁長官へ提出する方針です

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