鉄道車両の引っ越し。長野県長和町のスキー場で休憩場所として親しまれてきた「115系」車両が7月25日夜、戸倉上山田温泉に移された。温泉施設は「集客の目玉にしたい」と話している。
淡い水色と緑色の通称「長野色」
道路を移動する「115系」車両。深夜、長和町のスキー場から千曲市の戸倉上山田温泉まで運んだ。

この車体はかつてJR中央本線などを走り、淡い水色と緑色の通称「長野色」と呼ばれる塗装で親しまれてきたもの。2015年の引退後は長和町のスキー場に譲渡され、休憩所として利用されてきた。
このほど、千曲市の戸倉上山田温泉の施設が「集客の目玉にしたい」とスキー場から譲ってもらうことになり、7月25日に移送作業が行われた。
鉄道ファン:
高校の時に通学で使っていた。地域の人に愛される車両になってほしい

トレーラーに積み込まれた車両は、25日夜のうちに戸倉上山田温泉に到着。クレーンでつり上げ、26日朝に無事、温泉の施設に設置された。
万葉超音波温泉・利根川智史取締役さん:
全国からファンの方が見に来ると思うので、戸倉上山田の旅館やホテルを利用していただいて、この車両にも乗って触れて楽しんでもらいたい

今後は車両の整備を進め、12月から一般客に開放するという。
(長野放送)