近年、川や滝を上流へ向かって徒歩で登る「シャワークライミング」が人気だ。2021年、豪雨で被災し立ち入れなくなっていた島根県雲南市の滝は、地域の人の復興作業が実り、2年ぶりに再開。地域と共にある大自然のレジャーを、TSKさんいん中央テレビ・嶋村采音アナウンサーが体験した。

飛び込んだり、滝に打たれたり…大自然を満喫! 遊び方は無限大

川に飛び込んだり、滝を間近でみたりと、大自然を満喫できるシャワークライミング。

飯南町観光協会・伊藤和栄さん:
川がきれいな状態に戻り、安全にご案内できるところまで、2022年に備えて準備してきた

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自然を守りたいという地域の人たちの思いに支えられ、2年ぶりに復活した、自然を楽しむアクティビティ。

ウェットスーツに着替えた嶋村采音アナウンサー
ウェットスーツに着替えた嶋村采音アナウンサー

訪れたのは、島根県雲南市の八重滝。変化に富んだ8つの滝が連なり、日本の滝100選にも認定されている名瀑だ。ツアーを運営する飯南町観光協会の伊藤さんに案内してもらい、シャワークライミングを体験することに。ウェットスーツに着替え、嶋村アナウンサーも準備万端だ。

嶋村采音アナウンサー:
私、小学生の時に水泳をやっていたので、自信はあります!

まずは川に体を浮かべて、体を水に慣らしていく。そして、得意のクロールで川の中を移動できるようになったら…。

次は、飛び込み!岩の高さは1メートル程だが…。

嶋村采音アナウンサー:
怖いな…。目をつむっていた方が良いんですかね? 開けてた方が良いんですかね?

自信満々だった嶋村アナウンサーだが、大自然を前に、いざジャンプとなると足がすくむ。意を決して…。

嶋村采音アナウンサー:
怖かった。とても!でも楽しいです。勇気が報われた…

この後は、滝修行で流れ落ちる水に打たれたり、大きな岩に寝そべったりと、大自然のなか、遊び方は無限大だ。

嶋村采音アナウンサー:
耳の近くで川のせせらぎの音が聞こえるので、とても癒やされます

渓谷の地形が変わる豪雨被害乗り越え…2年ぶりの復活

今や雲南市の、夏の定番アクティビティになりつつある、八重滝のシャワークライミング。しかし、2021年は実施することができなかった。

飯南町観光協会・伊藤和栄さん:
今歩いているこのあたりは、通行止めになって入れなかった。2021年7月12日の豪雨災害以降は、八重滝は体験できないように受付を中止した

2021年7月の豪雨では、八重滝がある雲南市に、避難レベル5の「緊急安全確保」が初めて発表された。八重滝では遊歩道が流され、周辺の渓谷の地形が変わるなどの被害があり、大部分に立ち入りができなくなった。

そして2022年。シーズンを前に、災害前の美しい環境を取り戻そうと、飯南町観光協会が地元の住民と協力して、渓谷や滝周辺の清掃作業を開始。豪雨で流れ込んだ家庭ごみなどを取り除き、2年ぶりの復活にこぎつけた。

森林浴でセラピーも…人は「お邪魔させてもらっている」自然の力

さて、自然の中で思い切り体を動かしたあとは、お隣・飯南町へ。

嶋村采音アナウンサー:
黙っていたら寝てしまいそうなくらい、リラックスできますね

医学的・科学的な効果に基づいて、心身の癒しを得る森林浴「森林セラピー」だ。

嶋村采音アナウンサー:
木のチップが敷いてあって、フカフカですね

穏やかに、訪れた人を包んでくれる飯南町の森、そして山々。しかしここも2021年、豪雨に襲われていた。遊歩道に敷かれているウッドチップの大半が流出したという。

飯南町観光協会・伊藤和栄さん:
みなさんの協力も得て、敷き直した。車が入る幅ではないので、猫車(一輪の手押し車)を使って、手作業で運んだ

かつての姿を取り戻した、山のアクティビティ。その裏には、地域を挙げて復旧に取り組んだ経緯があった。

飯南町観光協会・伊藤和栄さん:
自然の中にお邪魔させてもらっているという意識で、やるべきだと思っている。私達が川に入って清掃したり、森の整備をしたり、自然に対して恩返しができる取り組みをしていきたい

災害を経験し、あらためて気づいた自然という貴重な資源。地域のみんなで守っていこうという、強い思いを感じた。

(TSKさんいん中央テレビ)