私がお伝えしたいのは「皇后さま およそ2年半ぶりに外国元首と面会」です。

天皇皇后両陛下はインドネシアの大統領夫妻を御所に招かれました。

皇后さまが外国元首と面会されるのはコロナ禍以降、初めてです。

爽やかな和服姿の皇后さまは、見送りの際、夫妻と同じように両手を合わせ、挨拶を交わされました。

ポイントはこちら。「和服姿の皇后さま心を込められた30分間の交流」注目です!

【注目ポイント・記者解説】

両陛下は7月26日、およそ2年半ぶりに揃って面会に臨まれました。

コロナ禍で外国の首脳との面会の機会は限られ、陛下は2022年5月、来日したアメリカのバイデン大統領と個別に会われましたが、皇后さまにとってはコロナ禍以降初めての面会となりました。

皇后さまは陛下と相談しながら準備を重ね、陛下のネクタイと色味を揃え、淡いピンク色の和服姿で面会に臨まれました。

大統領夫人の出身地の話題に触れたり、夫人の日頃の活動について熱心に耳を傾けられていたそうです。

およそ30分間の面会後、玄関で見送る際には両手を合わせて何度もお礼を伝える夫妻に、両陛下も同じしぐさで親しく挨拶を交わされました。

相手の国の文化を大切にする両陛下の思いや、面会を通して交流を深められたことが伝わってきました。日本での滞在が10数時間だった大統領に対し、陛下も「大変過密な日程の中で、御所にお越し頂き感謝します」と気遣われていました。

帰国の途につく夫妻を車が見えなくなるまで見送った後、両陛下は取材にあたった記者にも暑さや体調を気遣う言葉をかけられていました。

(フジテレビ社会部 宮崎千歳)