7月7日の七夕、今年は短冊に願い事を書いただろうか。
子どもたちが「リレーで1位になりたい」「幼稚園の先生になりたい」などの願い事を書くイメージが強いが、ある女の子が書いた短冊は、願い事が「具体的すぎる」と話題になっている。

「娘の願い事が具体的すぎる」というコメントと共に投稿された短冊の写真。
その短冊に書かれていたのは…
7月14日にわんちゃんが家の前にすてられていて、家につれていってお母さんに「わんちゃんかっていい?」と聞いたら、「いいよ」といってもらえますように。(習字教室の帰り)

女の子は、犬を飼いたいのだろう。だがその願いは、7月14日、自宅の前、母親に「いいよ」と言ってもらうなど日にちや場所まで指定された、具体的すぎる願い事なのだ。
投稿したのは、父親のnakashinさん(@Fill_no_bass)。短冊を書いたのは、娘さん(小学校低学年)。

この具体的すぎる願い事にネットでは、「日付指定がもうすごい」「本当にわかりやすく具体的すぎる」「叶いますように」などのコメントが寄せられ、13万6000いいねが付く話題になっている。(7月12日時点)
願い事のプレッシャーがすごい
7月14日は明日。もしも願い事が叶ったら「いいよ」と答えてあげるのだろうか?また、なぜ7月14日と指定されていたのだろうか?nakashinさんに話を聞いた。
ーー短冊はどこでつるしていたの?
ちょうど七夕の日、自宅で2歳になる弟くんがプレ幼稚園でつくった七夕の短冊に、いつの間にか娘の分も追加されていました。
ーー短冊を読んだ時、どう思った?
具体的すぎて…予言かな?と思いました。そして、叶ったかどうかがはっきりわかってしまうようなお願いはプレッシャーがすごいなあと感じました。
思った以上に具体的で、奥さんもたいそうびっくりしたそうです。

ーー現在、犬は飼っていない?
現在は飼っていません。私が猫派で、奥さんが犬派のため…。まずはこの冷戦が終結しない限り、我が家にはペットは来れなさそうです…。
ーーどうしてこのように書いたと思う?
そんな冷戦の最中に、近所のおうちでワンちゃんを飼い始めたという話を聞いてしまったので、おそらくそれでワンちゃん飼いたい気持ちがMAXになってしまったのだと思われます。

ーー書いている時の様子はどうだった?
この瞬間を見逃していました。おそらく娘としてもこっそり仕掛けて、サプライズと、そして圧力を与えたかったのではないでしょうか…。
奇跡が起きたら大事にお世話をする
ーー短冊について、娘さんと話した?
具体的だね、と一言伝えました。そうだよ、と一言返されました。
ーーなぜ7月14日なの?
本人に聞いてみましたが、「急すぎると神様も準備できないかもしれないから」とのことでした。
ーーもし、短冊の願い事が叶ったらどうする?
もしそのような奇跡が起きたとしたら、それはきっと天命ですから大事にお世話をすると思います。

ーー7月14日はどうする予定?
残念ながら、天に任せますので、親としての行動は取らない予定です。
ーー投稿が話題になったけど、どう思う?
みなさん、ほっこりしていただいたようで良かったです。娘の字を褒めてくれた方がいて、(書道教室に通っているので)娘の頑張りを認めてもらったような気がしてとても嬉しく思いました。
あとは、犬を置きに行きます!という方もいらっしゃいましたが、それは八百長になってしまうので遠慮いただければと思います。
この具体的な内容にnakashinさんは、「絵を描いたりお話を創ったりすることが好きな子なので、妄想力が高めなのだと思う」とも言っていた。
さて、7月14日、奇跡は起きるのか楽しみである。
娘の願い事が具体的すぎる pic.twitter.com/Ajx0aVlOtA
— nakashin (@Fill_no_bass) July 10, 2022