生活家電の先月の国内出荷額は、上海でのロックダウンの影響が続き2カ月連続でマイナスとなった。

日本電機工業会によると、先月の生活家電の国内出荷額は1894億円で、前の年の同じ月を11.1%下回り2カ月連続のマイナスとなった。

上海で2カ月以上続いたロックダウンにより、工場の停止や、部品調達に遅れが生じたことなどから、エアコンや洗濯機などの製造に影響がでたことが要因だ。

製品別の出荷額は、冷蔵庫が321億円で前の年の同じ月を1.8%下回り、2カ月ぶりにマイナスとなった。新型コロナの感染者数は減少傾向が続いているものの、依然としてまとめ買いの需要も多く、出荷された冷蔵庫のうち、全体の約4割を大容量タイプが占めている。

またエアコンは732億円、洗濯機は184億円で、いずれも前の年の同じ月と比べて2カ月連続でマイナスとなっている。

(フジテレビ経済部)

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