会心の当たりだった。ロッテ・山口航輝(21)が2回、中日・松葉貴大(31)の高め直球を左中間席へたたき込む先制の一打は決勝の5号ソロ。7日の中日戦でも、代打で逆転3ランを放ったばかりだった。「イメージ通りのスイングができた。今までで一番のホームランだった」と好調をアピールした。

お立ち台では、ファンの前で恒例の一句を吟じた。

「ロックの日 バットが奏でる ホームラン」

6月9日の決勝アーチ。「ロック」とかけた秀逸な句だった。

一塁の守備でも先発ロメロを「バモ」と励まし好守で助けた。左腕は期待に応え、8回無失点と力投。投打がかみ合いチームも4連勝。チームは「ロック」のようにノリにノッテきた。

ロッテ2-0中日
(9日・ZOZOマリンスタジアム)