私がお伝えしたいのは、「外国人観光客の受け入れ再開」です。
受け入れを前に公表されたガイドラインではツアー客にマスクの着用徹底や旅行保険への加入を求めることになります。
インバウンド回復に期待する旅行業者を取材すると「クリアしなければいけないことが多い」との声も聞かれました。
ポイントはこちら。
「外国人観光客は戻る?受け入れ側の本音は」注目です。
【注目ポイント・記者解説】
政府はあす以降、外国人観光客の受け入れを再開するにあたり、添乗員付きのパッケージツアーを行う旅行、宿泊業者に向けたガイドラインをまとめました。
旅行業者には密を避け、感染拡大防止に配慮した行程を作ることやツアー客にマスクの着用、手や指の消毒など基本的な感染防止対策を徹底させることが求めらます。
さらに添乗員に対し感染防止対策の意義やとるべき対応を理解するための研修を行う必要があります。
また、ツアー客に海外旅行保険への加入を求めるなど受け入れる業者には多くのことが求められています。
ガイドラインの公表を受け、ある旅行会社の関係者を取材すると「お客さまにようやく来てもらえる喜びが大きい」と話す一方、「ルールを変えたり、客、添乗員への説明、ガイドライン遵守のためのコミュニケーションを増やすなどクリアしなければいけないことが多い」との声が聞かれました。
その上で、例えば余裕を持って行程を組んだり、バスの人数を制限することを想定していると話していました。
また別の旅行会社の関係者からは「添乗員への負担が通常のツアーよりも重くなるので旅行会社と添乗員が上手く連携しながら、事故のないよう進めていくことが大事」と声も聞かれました。
ツアー客の受け入れがうまくいくけば個人旅行客の受け入れも再開されることになりますが再び感染が拡大する可能性もあり本格的なインバウンド回復にはまだ時間がかかりそうです。