時計塔が銀座のシンボルとして親しまれる「和光本館」が改装し、6月10日の「時の記念日」にオープンする。名称も新たに「SEIKO HOUSE GINZA」とつけられた。
地下1階~4階まではこれまでと変わらず「和光」として営業を継続し、改装されたのは5階より上の階だ。
5階は「ゲストラウンジ」として特別な接客に使われ、6階は「セイコーハウス銀座ホール」としてグループ事業全般に関連する展示などが行われる。

7階は12月に完成予定だが、SEIKOブランドの一部の時計の仕上げが行われ、職人の技術が見られる工房になる。

屋上はウッドデッキや植栽などを置いたスカイガーデンとして生まれ変わったが、一般の利用は想定しておらず、特別な接客時やイベントなどの利用を見込んでいる。
8日に行われたメディア向けのオープニングイベントで、セイコーホールディングスの服部真二CEOは「聖地であるこの場所で、新たな一歩を踏み出そうとしている。日本の文化、匠の技、SDGsの発信拠点として生まれ変わる」と話した。