福岡県内の冬の海岸に、相次いで漂着したウミガメ。絶滅が危惧されている。
捕獲後は、福岡市東区の水族館「マリンワールド海の中道」に保護されていたが、海水が温かくなった6月に海に帰された。

絶滅危惧種のウミガメ 衰弱して打ち上げられ…

マリンワールド海の中道 調査担当 宮地勝美さん:
入ってきたときは5.7kgだったから、1kgちょっと増えている

水族館のバックヤードで元気に泳いでいるのは、絶滅が危惧されているアオウミガメとタイマイ。

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保護された5頭は、2022年の1月から3月にかけて、福津市の浜辺などで打ち上げられていた。
冬の玄界灘の海水温は低い。5頭は低体温症になり、衰弱していたという。

マリンワールド海の中道 調査担当 宮地勝美さん:
去年は保護個体はなかった。しかし、ことしは5頭と多かった。保護後は、体調が急変したこともありましたが、ようやく治って海に帰せる

「とにかく助けたい」保護活動を今後に生かす試みも

最後の体重測定や採血を終え、健康状態が確認された5頭。
水族館での生活とお別れだ。

トラックが到着したのは、福津市の勝浦浜。
この日の海水温は20度以上。ウミガメの生存に適した海水温まで上昇していた。

スタッフ:
元気でな~

海へ放流された5頭は、生まれ育った海に引き寄せられるように、ゆっくりゆっくりと進んで行く。

スタッフに見守られながら、5頭は振り返ることなく波に消えて行った。

マリンワールド海の中道 調査担当 宮地勝美さん:
とにかく助けたい、その思いで保護した。彼らは、これからが大変。頑張ってほしい

海の香りや音を頼りに帰っていったウミガメたち。
マリンワールドでは、こうした保護で得られた情報を今後の活動や展示に生かしたいとしている。

(テレビ西日本)