愛知県東浦町の障害者施設で起きた虐待事件で、入所者への傷害致死の疑いで逮捕された元職員の男性が不起訴となった。この処分を不服として、6月3日、入所者の遺族が検察審査会に審査を申し立てた。
検察審査会は、検察による「不起訴処分が正当だったのか」を審査する。その流れについて取材した。

検察の「不起訴」判断も、審査会の2度の「起訴相当」で強制起訴に

審査は、くじで選ばれた11人の市民が、非公開の会議で行う。

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判断には以下の3パターンがある。

「起訴相当」
不起訴の判断は間違っていて、起訴すべきという意見。

「不起訴不当」
不起訴の判断には納得できず、もっと詳しく捜査して起訴・不起訴の処分をすべきという意見。

「不起訴相当」
検察官の不起訴処分は妥当という意見。

起訴相当や不起訴不当と議決されれば、検察官が再び事件を検討する。起訴相当の場合は、検察官が再び「不起訴」としても、もう一度「起訴相当」と判断すれば強制的に起訴される。

検察審査会への審査の申し立ては2021年、全国で3800件余りあったが、起訴相当または不起訴不当となったのは、約10分の1の400件弱だった。

(東海テレビ)