天皇皇后両陛下は6月5日、滋賀県で行われた「全国植樹祭」に、お住まいの御所の玄関からリモートで出席された。

式典は、午後2時から滋賀県甲賀市の会場と皇居の御所を中継で結ぶ形で行われた。

赤坂御用地から御所に引っ越された両陛下が、御所の玄関から行事にリモート出席されるのは初めて。陛下は「これからも健全な森林を育み、木々を木材として循環利用しながら、次の世代、またその次の世代へと引き継いでいくことは、私たちの果たすべき大切な使命であると考えます」と述べられた。

「全国植樹祭」は両陛下の定例の地方公務で、両陛下は会場の小学生のアナウンスに従い、滋賀から運ばれたスギなどの苗木やクロマツなどの種をプランターに植えられた。

陛下は中継を通じて「どうかくれぐれも体に気をつけて、実り多い学校生活を送って下さい」と小学生に声をかけられ、両陛下は豊かな緑への願いを込め、会場の参加者と共に黄色いハンカチを振られた。

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