日本維新の会の石井章参議院議員が、夏の参院選栃木選挙区に出馬予定の女性候補者の事務所開きで、「女性が5人出るが、顔で選んでくれれば1番を取るのは決まっている」などと発言したことについて、維新の藤田幹事長は16日、記者会見で「本人を上げてあげる、その人を褒めるという観点から、そういう表現をしてしまった。私から厳重注意した」と説明した。
石井議員は15日、栃木県内で行われた女性候補者の事務所開きで、「女性が5人出るが、年齢が若く、顔で選んでくれれば1番を取るのは決まっている」となど発言。
その後、石井議員は自身の発言について維新の会の幹部に対し、「悪意はなかった」と釈明し、撤回する考えを伝えた。
藤田幹事長は会見で、石井議員本人から報告があったことを明らかにした上で「見た目で人を差別するとか、そういう趣旨はなかったということで、私に対して、また、党に対しても申し訳ないという言葉があった」「ルッキズムやジェンダーとか、そういうことについてやはり我々は適切に言葉を選んでいくべきだ。石井議員にも今後そういうことがないように申し上げた」と述べた。
参院選栃木選挙区からは、女性5人を含む6人が出馬を予定している。