地球からプラスチックごみをなくしたいと、身近にあるものを利用して研究に取り組んでいる小学生がいる。その研究は、大人顔負けの内容だ。

身近なもので“土に還るプラスチック”を… 実験繰り返す小学生

愛媛県松山市の椿小学校に通う青木玲依(れい)さんは、漫画が大好きで好奇心旺盛な小学6年生だ。実は青木さんは、誰もが驚く「研究者」でもある。

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夏休みの宿題として取り組んだ理科研究で、愛媛県知事賞を受賞した。

青木玲依さん:
私が今目指しているのは、便利に使えるお菓子の袋とかスーパーのレジ袋など(の包装プラスチック)が土に還るもの

分解されて土に還る、地球に優しいプラスチックを作りたいと、小学4年生から研究を始めたのだ。

土にかえるプラスチックの研究を続ける青木さん

青木さんが注目したのは、「豆乳」と「お酢」だ。2つの材料を混ぜていくと…白く固まった。この固形物が“プラスチック”の原料になるという。

「豆乳」と「お酢」がプラスチックの原料に!?

青木玲依さん:
10グラムを9cm×3cmの型に押し固めます

電子レンジで加熱し、乾燥させるとプラスチックの板の完成だ。

青木さんが作成したプラスチックの板

研究に取り組んで2022年で3年目となる青木さん。これまでに作ったものを見せてもらった。

青木玲依さん:
300枚ぐらい作っていると思います

強度を上げるために雑草の繊維を原料に練りこみ、その最適な割合も突き止めた。

さらに水に強い板にするために、曽祖父の家にあるものを利用している。それは何と、ミツバチの巣から取り出した「蜜ろう」だ。

強度の測定装置も考案 部屋に「実験室」も…作るのも実験も「楽しい」

実験を進めるたびに湧いてくる疑問を、ひとつひとつ試して解決する。その様子を記録してきた母の智実さんも、わが子の姿勢に感心しながら応援している。

母・智実さん:
思いつくことがユニークだなと。何でだろうと疑問に思うと、そこを解決するために一生懸命になっているところがおもしろいかなと思います

強度を測定する装置も自分で考えた玲依さんだが、2022年はさらに進化している。

実験のための装置も自分で作成

母・智実さん:
この子はよくもったね

青木玲依さん:
3,795グラムに耐えることができた

気象条件に左右されず、より正確なデータを集めるため、部屋の収納スペースに実験室も作る徹底ぶりだ。

青木玲依さん:
プラスチック板自体を作るのも楽しいし、それを使って実験することも楽しいです。ワクワクします。もちろん実験をしていくと、失敗することがたくさんあるけど、次にどうしたらうまくいくかを考えたり、なんで駄目だったんだろうと考察してみるのが楽しいので

「失敗を楽しむ」、まさに「失敗は成功の母」だ。常に新しい発想で続ける実験が将来、地球を救うことになるかもしれない。

青木玲依さん:
(将来の夢は)研究者、科学者、宇宙飛行士、お医者さん、絵を描く人…。宇宙食も作ってみたいです

多くの夢について語る青木さん

たくさんの夢がエネルギー源。小さな研究者は、大きな目標に向かってコツコツと、そして楽しみながら挑戦を続ける。

(テレビ愛媛)

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