いよいよ大詰めのBリーグ。先週末には琉球ゴールデンキングスが西地区優勝を決める中、東地区3位の川崎ブレイブサンダースは27日、ホームで同地区首位の千葉ジェッツを92対77で下した。

川崎は序盤から身長2メートル超のジョーダン・ヒース(30)、パブロ・アギラール(33)、ニック・ファジーカス(36)の長身3人を同時起用するビッグラインナップが機能して高さの優位で16対3とリードを奪う。第2クオータでは中盤にかけてターンオーバーやミスなどでから千葉に反撃を許すと、千葉のエース富樫勇樹(28)にハーフコート付近からのブザービーターを決められ45対44と1点差まで詰め寄られた。
後半も接戦が続くが、川崎は守備の強度を上げる。第4クオーターも川崎は強度の高いディフェンスを維持すると、このクオーターをわずか11失点に抑えることで千葉に反撃のきっかけを与えず地区首位の好敵手を破った。
川崎の佐藤賢次ヘッドコーチ(42)は「前節までは他クラブの勝敗次第なところがありましたが、今節からの残り試合を全勝すると東地区2位になれることもあり、そのことをポジティブに捉えて、残りの試合もチャンピオンシップのつもりで全試合勝ちにいこうというミーティングをしたことが、今日の爆発力に繋がったと思います」と語る。
今週末にすぐさま迎える週末の次戦、川崎はホーム最終戦に地区2位のアルバルク東京を迎える。全勝すれば2位に浮上。自力でチャンピオンシップの準決勝でホーム開催権をつかむ。
川崎92-77千葉
(川崎市とどろきアリーナ・3374名)
(フジテレビ・加藤忍)