資源エネルギー庁の発表によると、4月25日時点のレギュラーガソリン小売り価格の全国平均は、先週に比べ70銭安い、1リットルあたり172円80銭だった。

値下げは3週連続だが、2008年9月のリーマンショック時以来13年半振りの高値水準が続いている。

ガソリンなどの価格高騰を抑えるための補助金が1リットルあたり上限となる25円投入され、ウクライナ情勢を受けた原油価格の高騰分を吸収した形だ。

政府は4月26日に発表した物価高騰対策により、4月28日から補助金の上限を35円に引き上げ、目標金額を172円から168円に引き下げる。

対象もこれまでのガソリン・軽油・灯油・重油に、航空燃料を新たに加える。

経済産業省は、来週のガソリン価格について、補助金なしなら199円80銭になると予測しており。補助金は31円80銭支給するとしている。

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