私がお伝えしたいのは「教員不足で文部科学省が緊急通知」です。
教員不足が深刻になる中文科省は教員免許が無くても採用できる特別免許制度を活用するよう全国の教育委員会に緊急通知しました。
この制度は、オリンピックに出場した人や、博士号を持っている人も対象にしています。
ポイントはこちら。「教員免許なしでもOK緊急通知で先生増える?」
【注目ポイント:記者解説】
文部科学省が行った調査では、去年5月時点で全国の小中高校などで2000人以上の教員が不足している実態が明らかになりました。
末松文科相は先週の会見で、教員不足について「依然として厳しい状況にある」と話し、1人でも多くの教員を確保するため、特別免許制度を積極的に活用するよう全国の教育委員会に緊急通知したことを明らかにしました。
特別免許制度は去年審査の基準が緩和されオリンピックなどの国際大会での経験や博士号を持っている人は経験や専門的な知識を活かし教員として指導することができます。
その一方で、特別免許で採用される人は必要な知識や技能が不足しているとの懸念もあります。
緊急的な対策だけでは教員不足を解決することはできず働き方改革や待遇の改善など抜本的な対策が求められています。
(フジテレビ社会部 林英美)