秋篠宮ご夫妻はあす4月20日から3泊4日の予定で、三重県の伊勢神宮や奈良県の神武天皇陵などを参拝されます。

今回の参拝は、秋篠宮さまが皇位継承順位1位の「皇嗣」となり、2020年11月に「立皇嗣の礼」を終えたことを報告するためのものです。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、延期されていて、感染症の専門家と相談し、訪問時期が調整されました。

「立皇嗣の礼」(2020年11月)
「立皇嗣の礼」(2020年11月)
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ご夫妻はあす20日、東京からおよそ480kmの道のりを車で移動し三重県伊勢市に入り、翌21日に、天皇家の祖先とされる天照大神を祀る伊勢神宮を参拝されます。

22日には奈良県橿原市にある初代天皇とされる神武天皇陵を参拝した後、京都府に移動して、明治天皇陵と昭憲皇太后陵、明治天皇の父である孝明天皇陵と英照皇太后陵を参拝される予定です。

宮内庁によりますと、コロナ禍での参拝にあたり、訪問先での感染拡大を防ぐため、駅や沿道に人が密集しないよう鉄道の利用を控えて、東京から京都まで車で移動し、直前にPCR検査を受けられるということです。

ご夫妻の宿泊を伴う地方訪問は、2020年1月以来、およそ2年3か月ぶりのことで、新型コロナウイルスが感染拡大して以降は、今回が初めてです。

社会部
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